恋愛小説の1つ許せないこと

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自称恋愛小説愛読家おおむらです

僕が初めてまともに読んだ活字は『君の膵臓をたべたい』
ごりっごりの恋愛小説です

初めて読んだとき号泣しました。それと同時に本の面白さに目覚めた瞬間でもあります。

僕の父親はたいへんな読書家で、僕が小学生の頃には「本を読め」と散々言われたものです。
しかし僕もまたたいへん面倒臭い性格で、「やれと言われたこと」はやりたくない性分なのです

それでもこうして今は本を読んでいるというのは奇なることですね

本を読むべき人間は、然るべきタイミングで、然るべき本を読むのでしょう。

僕がもしもっと昔に生まれていたら、もっと幼い頃から本を読んでいたと思います。
コンテンツが溢れるこの時代、本を読まなくても楽しい趣味は腐るほどあるのです。

自分語りはそろそろにして、本題

最初に読んだ本の影響か、読書を始めて最初の方は恋愛小説ばかり読んでいました。
恋愛って、男女が愛し合うだけなのに、多くの物語になり、映画になり、アニメになりますよね。

人間の営みの中でも、ここまでメディアに取り上げられるのって面白いなって思います。
恋の炎は特別なものを薪にくべているのかもしれません。

そんなものの正体を突き止めようとしていたのも一つの理由です。

そんなわけで、有名な恋愛小説を片っ端から読んで、思ったことがあります。

人が死ぬ。

主役の男女どちらかがです。

物語の世界なので。人が死のうが生きようか、作者の自由なのですが。
物語の句読点みたいに人が死ぬと、胸が痛みます。
それを痛感すると、僕とその小説の間には、「ああ、これは一つのコンテンツなんだ」って、深い断絶が生まれるのです。

僕は、人が死なない恋愛小説か、死なない感のある恋愛小説が好きです。

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